ホームページのリニューアルをする時、どのぐらいの予算をかければいいのでしょうか?
少し見ても、値段も様々で考えるのが難しいかもしれません。
正直、相場というのもないのではと思うほど違いがあります。
- 削ってはいけないコスト
- 縮小しても良いコスト
- お金をかけずにできること
これらを知っておくと、予算を考える助けになるでしょう。
そこで今回は、 どのようなことを想定すれば適切な予算を考えられるのか、ポイントを解説します。
休まず働くホームページにいくら投資するかを考える
ホームページは24時間365日、休まずに働いてくれます。
こう考えると、なかなか素晴らしい存在だと思いませんか?
予算に限りがあると、安ければ安いほど良いと考えがちです。
しかし、適切に働いてくれるようにホームページを作れば、強力な味方となると考えれば、削ればよいという考えは少し変わるかもしれません。
- 信頼の向上
- 取り扱っている事業をしっかり認知してもらう
- 24時間365日問い合わせや申し込みなどを受け付ける
ホームページが活躍する方法はさまざまです。制作会社と納得いくまで相談し、方向性を決めましょう。
メイン担当にふさわしいのは若い人ではなく経営に近い人
ホームページのリニューアルをする際に、メインで担当になるのは経営に近い人です。
経営者本人でも良いでしょう。
なぜなら、
- 経営方針に近い意思決定が必要
- 社内でホームページの運営をしていく雰囲気作りが大切
- 社内の理解が早く進む
これらを実行できるのは上層部の人だからです。
つまり上の立場の人から取り組み始めるのが一番成功への近道となります。
よくあるのが、若い人に任せきりにしてしまうこと。
「ネットのことが分かりそうだから」
「自分がついていけないので、誰かにやってもらいたい」
このような事を理由に担当者を選ぶと、 うまくいきません。
意思決定権がなく、社内での理解が進まないからです。
「若い人」「社内ではネットに詳しい人」がいくら頑張っても、会社がウェブに取り組む文化を育まなければ効果につながりません。
制作会社に丸投げしない
「よく分からないのでお任せします」
このように制作会社に丸投げするのはやめましょう。
丸投げでは、 余計な費用がかかっていたり、成果に繋がりにくかったりと、 せっかくのリニューアルでホームページが良いものになりません。
- 重要ではないシステムを導入してしまう
- 無駄な部分に管理費がかかる
- それほど頻繁に更新はしないのに、毎月費用を支払ってしまう
- 余計なデザイン装飾や、コンテンツを作りすぎてしまう
適切な予算でリニューアル制作し、数年間の運営するためには、まずは納得できるように話に参加することから始まります。
今までかかっていたランニングコストの見直しをする
どのようなことに、どのくらいの金額を毎月かけているのか見直します。
毎月の維持管理費用として支払っているコストで、無駄なものはないでしょうか?
- どのくらい更新する予定があるか
- 自分でできる範囲はどこか
- 単発で依頼する場合とどちらが経済的か
考えてみます。
チャコウェブが不要だと考えているのが、ドメイン・サーバーの管理を代行してもらうことです。
ドメインやサーバーは原則自社で管理しましょう。
管理自体はそれほど難しくありません。 やることは以下の作業くらいです。
- 忘れずに契約更新をする
- アップデート案内など、サーバー会社から重要な案内が来たら対応する
- 必要な時にアップデートをする
サーバーから案内が来た時などは、その時に技術がわかる制作会社などに相談しましょう。
必要なタイミングで対応してもらい、その都度費用を支払うほうがコストは抑えられます。
また、毎月の更新費用を含めた管理費用も見直す対象です。
コーポレートサイトなどは、それほど頻繁に更新しません。
必要な時に更新費用を支払いながら依頼するほうが適切なケースも多いはず。
WordPressなどを使ってホームページを制作していれば、文の書き替えくらいは自社でもできます。
お役立ち資料 ホームページ作成からマーケティングのことまでよく分かる
問い合わせから納品まで流れを知り、素敵なホームページ作りをしましょう。
自社で運営する範囲を決める
上述した内容と重なりますが、自社で管理することを決めてしまいましょう。
小さな会社は、大手と違って自分たちでやれることを実行するだけで 十分にコストカットにつながります。
- ドメイン・サーバー
- 文章を書き換えなど軽微な更新
- コンテンツ発信
今は便利で使いやすいサービスが増えています。
慣れるまでは、専門家に手伝ってもらうのも良いですが自社でできるように取り組んでいくのがおすすめです。
必要なメンテナンスの予算を確保する
バックアップを取ったり、バージョンアップデートに対応したり、適切なメンテナンスにはきちんとお金をかけましょう。
この予算は削るべきではありません。
ホームページはただ置いておけば良いものではありません。
普段使っているスマホのアプリも、頻繁にアップデートが行われています。
サーバーも、外側からは見えなくてもアップデートを続けています。
例えばPHPというものがあります。
バージョンが変わるのに応じて、ホームページの中で対応が必要になるタイミングは必ず出てきます。
このメンテナンスを怠ると、ホームページが動作しなかったり、サイバー攻撃などハッキングの被害にあったりします。
数年後にはリニューアルをすることを想定しておく
ホームページは永遠に使えるというわけではなく、数年単位でリニューアルをするのが適切です。
3年から5年経つと、ホームページ自体が古くなります。
放置せずにリニューアルをしましょう。
3年から5年後にはリニューアルを想定し、その間にしっかり働いてもらうにはどのくらい予算をかけられるか?を考えるのが良いでしょう。
上述したメンテナンス費用も大切です。
まとめ
ホームページにかかる料金は、本当に様々です。
中小企業は人もお金も時間も限りがありますから、たくさんかければいいというものではありません。
削ってはいけない予算を残し、どのように工夫できるのかが勝負どころです。
うまく運営すれば、ホームページやウェブマーケティングは事業に大きなプラス効果をもたらしてくれます。
「ネットのことがわからないから、できるだけ触れたくない」
最初はこのように消極的だった会社でも、考え方ややり方を身につければ低予算でもきちんと運営できます。
コスト見直しと、これから数年間のネット効果を高められるよう、記事の内容が参考になれば幸いです。